過炭酸ナトリウムがその真価を最も発揮するのが、衣類のケアと洗濯槽のメンテナンスです。
ワイシャツのエリ・ソデに蓄積した頑固な皮脂汚れや、長期間保管して浮き出た衣類の黄ばみ落としには、過炭酸ナトリウムの「つけ置き洗い」が劇的な効果を見せます。酸素の泡が繊維の奥まで入り込み、酸化した皮脂の着色成分を直接分解して真っ白に蘇らせます。
ここで極めて重要なのがお湯の温度設定です。過炭酸ナトリウムは冷水では十分に分解が進まず、効果が激減します。かといって熱湯(60℃以上)を注ぐと、一気に化学反応が起きて酸素ガスが一瞬で抜けてしまい、漂白効果が持続しません。最も効果が高いのは40℃〜50℃のぬるま湯です。
また、数ヶ月に一度の洗濯槽掃除でも過炭酸ナトリウムは大活躍します。45℃前後のお湯を満水まで溜め、過炭酸ナトリウムを約500g投入して数分回したあと、2〜3時間放置してください。塩素系洗濯槽クリーナーのように嫌なツンとした臭いを発生させることなく、裏側にびっしり張り付いた黒カビ(通称・ピロピロワカメ)をごっそり剥離して浮き上がらせます。