販売開始直後からSNS上で「どこの店舗も売り切れている」「買えた人がいないのでは」という極端な噂が飛び交うことがあります。しかし、現場のオペレーション体制とサプライチェーンを調査すると、品切れが発生する構造的理由が浮き彫りになります。
マクドナルドのサイドメニュー用フライヤーは、ホットアップルパイやチキンマックナゲット、その他の限定パイと設備スペースを共有しています。一度に揚げられる個数には物理的な上限があり、ランチタイム(11:30〜13:30)やカフェタイム(15:00〜17:00)に注文が集中すると、揚がるまでの待ち時間(約7分〜10分)が発生し、一時的な「受付停止」になるケースがあります。これが「終日完売」と誤認されてネットに拡散されるのが第1の要因です。
第2の要因は、各店舗に設定されている「1日の仕込み割り当て数」です。フードロス削減の厳格化に伴い、各店舗では過去のPOSデータに基づいた計画納品が行われています。メディア露出やインフルエンサーの投稿によって特定曜日に想定以上の需要が集中した場合、その日の店舗在庫が夕方前に払底し、翌朝の配送まで販売休止となるのです。
確実に手に入れるための回避策として、マクドナルド公式アプリの「モバイルオーダー」画面で事前確認する手法が極めて有効です。店頭レジに並ぶ前に該当店舗を選択し、メニュー一覧で月見パイが選択可能かを確認すれば、無駄足を踏むリスクを完全に防ぐことができます。