インターネット上の掲示板やSNSでは、「メンバー全員が常に実刑を受けている」「全員が同じ罪で服役した」といった誤った認識が散見されます。しかし、法的な手続きと処分の実態を精査すると、メンバー間で法的な結果は大きく異なっています。
特に顕著なのがDELTA9KIDの釈放です。2021年4月の逮捕劇の際、メディアは一斉に実名報道を行いましたが、東京地検は勾留期限を迎えた後にDELTA9KIDを「不起訴処分」として釈放しました。起訴猶予や嫌疑不十分など不起訴の理由は法務当局から公式に詳述されないものの、本人が直接所持していた客観的証拠が立証できなかったことが要因と見られています。
また、BADSAIKUSHについても2021年の家宅捜索では逮捕に至っておらず、ネット上で一括りに「全員再逮捕」と語られる言説は正確ではありません。日本の司法制度においては、共同所持の立証には厳格な証拠関係が求められます。彼らの楽曲表現がどれほど過激であっても、法廷では物証と法的要件に基づき個別に審理・判断されているのが実情です。