修学旅行の表紙や日程表に欠かせないのが、乗り物のイラストです。一見複雑に見える新幹線や大型観光バスも、幾何学模様に分解してとらえるのが最速の近道です。新幹線なら、横長の丸みを帯びた長方形を描き、先端を少し尖らせるだけでフォルムが完成します。窓は小さな正方形を均等に並べるだけ。先頭車両の青帯や赤いラインを一線引くだけで、誰が見ても一目で分かる新幹線に化けます。
一方、観光バスは大きな角丸長方形を土台にします。下部に黒い丸を2つ添えればタイヤになり、前方に少しだけ大きなライトを描き加えれば一気に愛らしいキャラクター風のバスが誕生します。難しい遠近法や立体感を意識する必要はまったくありません。あえて平面的に描くことで、手描きならではの温かみとポップな可愛さが同居する独特のニュアンスが生まれるのです。