資金難が報じられた当初、保存プロジェクトの先行きは暗かった。しかし、SNSを通じた呼びかけが状況を一変させた。全国の元観測隊員やその家族、そしてかつてプラモデルを組み立てた往年のファンから、次々と支援の手が差し伸べられたのだ。
結果として、クラウドファンディングの調達額は目標の300%を突破。集まった資金は、船体の修復だけでなく、これまで未公開だった観測データのデジタルアーカイブ化や、子ども向けの科学教育ワークショップの運営資金にも充てられることが決定した。人々の想いが、この鉄の船を再び動かす原動力となった。