『ローズマリーの赤ちゃん』衝撃の結末と赤ちゃんの正体・呪いの真相

『ローズマリーの赤ちゃん』衝撃の結末と赤ちゃんの正体・呪いの真相

『ローズマリーの赤ちゃん』衝撃の結末と赤ちゃんの正体・呪いの真相に関する最新の話題を詳しく解説いたします。

本作を語る上で避けて通れないのが、映画完成後に製作陣の身に相次いだ凄惨な出来事と「作品の呪い」と称される実話の数々です。劇中で描かれた悪魔崇拝のタブーに触れた代償であるかのように、関係者を悲劇が襲いました。

最も世界を震撼させたのは、公開翌年の1969年8月9日に起きたシャロン・テート事件です。ポランスキー監督の当時妊娠8ヶ月だった最愛の妻であり女優のシャロン・テートが、狂信的カルト指導者チャールズ・マンソンの信奉者たちによってロサンゼルスの自宅で惨殺されるという未曾有の凶行が発生。お腹に子どもを宿した妊婦が悪魔的なカルト集団に命を奪われるという構図は、あまりにも映画のプロットと酷似しており、世界中に「映画の呪いが現実化した」という戦慄を与えました。

さらに、映画の音楽を手掛けた名作曲家クシシュトフ・コメダが公開直後に不慮の転落事故に遭い、劇中の登場人物ハッチと同じように昏睡状態のまま37歳の若さで急逝。プロデューサーのウィリアム・キャッスルも重度の尿毒症で緊急入院し、病床で「ローズマリー、その包丁を下ろしてくれ」とうわ言を繰り返したと伝えられています。加えて、ロケ地となったニューヨークの「ダコタ・ハウス」は、のちに1980年、元ビートルズのジョン・レノンが射殺された現場としても知られ、歴史的な怪奇空間として今なおオカルトファンの好奇心を刺激し続けています。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。