スーツケースを開けたときにスカートがシワだらけになるトラブルは、旅のモチベーションを一瞬で奪ってしまいます。出張やリゾートへの移動を伴う場面では、日常の収納とは全く異なる旅行用スカートのパッキング術が威力を発揮します。
パッキングにおける最大の裏ワザは、「衣類を折りたたむのではなく、ロール状に巻く」技法です。ただし、単にきつく巻き上げるだけでは摩擦で細かいシワが布地に刻み込まれてしまいます。大手航空会社の国際線客室乗務員への取材によると、現場で愛用されているのが「クリーニング店返却時のビニール袋や薄紙(白金紙)を挟んで巻く」というテクニックです。
布地の間に滑りの良いビニールや紙が1枚介在するだけで、スーツケース内部で圧力がかかった際に生地同士の摩擦が逃げ、鋭角な折り目がつくのを防いでくれます。特に、シワが目立ちやすいリネンやレーヨン混のアイテムには劇的な効果を発揮します。また、ロング丈のアイテムには独自のロングスカートの収納方法を適用します。四角くたたむと体積がかさばるため、左右を細く折ったあと、裾側から柔らかく丸めてスーツケースの四隅やキャリーバーの段差の隙間に配置することで、デッドスペースの解消と防シワを両立させることができます。