国立天文台が発表する暦要項に基づくと、2026年(令和8年)のお彼岸日程は以下の通り確定しています。お彼岸は春・秋ともに中日(ちゅうにち)を挟んだ前後3日間の計7日間にわたって行われます。
初日を「彼岸入り(ひがんいり)」、最終日を「彼岸明け(ひがんあけ)」と呼び、真ん中に位置する祝日(春分の日・秋分の日)を「中日」と位置づけます。
春分の日・秋分の日が彼岸の中日となる天文学的・宗教的理由
春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西へと沈む天文学的な特異点です。昼と夜の長さがほぼ均等になります。
仏教の浄土思想において、極楽浄土は遥か西の彼方にある「西方浄土(さいほうじょうど)」と信じられてきました。太陽が真西に沈む春分と秋分の日は、私たちが生きる煩悩に満ちた此岸(しがん=こちらの岸)と、仏や先祖が住まう極楽の彼岸(ひがん=向こうの岸)が最も直線的に通じ合い、思いが届きやすい特別な時期と考えられたのです。