都庁内部で「権力の中枢」と目されるのが、東京都政策企画局と東京都財務局の2つだ。ここに配属されること自体が、花形ルートへの乗車券を意味する。
政策企画局は、知事のトップマネジメントを支えるブレイン集団。一方で財務局は、莫大な税収の配分権を握る金庫番だ。この双方は、各局からエース級の若手・中堅が引き抜かれて集まる。配属の絶対条件は、卓越した事務処理能力だけではない。都議会や国とのタフな交渉をまとめ上げる調整力、そして局長の意図を瞬時に汲み取る勘の鋭さが求められる。
さらに、組織全体を俯瞰する役割を担う東京都総務局での経験も評価が高い。人事や危機管理を司る総務局を通ることで、組織の裏も表も知り尽くした幹部候補が形成されていく。