呼吸数が多いケースだけでなく、極端に少なすぎる場合にも警戒が必要です。成人の場合、就寝中の呼吸数が1分間に10回を下回る状態(徐呼吸)が継続していると、体内に十分な酸素が行き届かず、深刻な低酸素状態に陥るリスクが高まります。
睡眠時の呼吸数が少ない危険性として代表的なのが、中枢神経系のトラブルや薬剤の影響です。睡眠薬や鎮痛剤の過剰作用によって脳の呼吸中枢が過度に抑制されているケースや、脳血管障害の後遺症が関与している事例が報告されています。
血中酸素濃度が急激に低下すると、脳や心臓をはじめとする重要臓器に強いダメージを与え、不整脈や脳梗塞の引き金になりかねません。「数値が落ち着いているから安心」と過信せず、極端な低値が続く場合は専門的な診断を受ける必要があります。