光半導体市場は決して同社の独壇場ではない。米国や台湾、欧州のグローバル巨頭が、莫大な資金力を背景にシリコンフォトニクス分野への侵攻を強めている。特許網と技術的優位性だけで逃げ切れるほど、グローバル市場は甘くない。
QDレーザの強みは、20年以上にわたり培ってきた独自の結晶成長技術と信頼性データの蓄積にある。他社が追随しにくい欠陥耐性と動作温度特性は、極限状態での動作が求められるデータセンターや車載用途で強力な武器となる。差別化要因をいかに顧客のコストメリットへと翻訳できるかが、シェア防衛の鍵を握る。