人の顔の描き方完全攻略!黄金比とアタリで激変するプロの技法

人の顔の描き方完全攻略!黄金比とアタリで激変するプロの技法

人の顔の描き方完全攻略!黄金比とアタリで激変するプロの技法の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。

人の顔を描く際、多くの人が「目を魅力的に描こう」「口元をかわいくしよう」と細部から描き進めてしまいます。しかし、これが作画崩壊を引き起こす最大の要因です。人間の脳には、相手の感情を読み取るために「目や口などの特徴的なパーツを実際よりも大きく知覚する」という視覚的バイアスが備わっています。その結果、無意識のうちにパーツが顔の中央に寄りすぎたり、極端に巨大化したりして、頭蓋骨の収容スペースが不足する事態に陥ります。

イラスト制作の現場指導で知られる講師陣の手記や講義録でも、「初心者の8割以上が頭部の立体(球体)を無視し、平坦な紙面に目鼻を貼り付けている」という実態が報告されています。細部に没頭すると全体のスケール感が失われ、ゲシュタルト崩壊に似た錯視が発生します。描き込みを進める前に、頭部全体を立体的な塊として捉える工程が不可欠です。

バランスを崩さないための鉄則は、ディテールを一旦すべて捨て去り、「球体+アゴのブロック」という単純な幾何学立体から立ち上げることです。全体の輪郭とアタリの土台が1ミリ単位で噛み合って初めて、個々のパーツが生き生きと機能します。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。