大学の枠を飛び出し、日本学術会議の会員や連携会員としての活動を通じて、学術政策や政治のあり方に対しても毅然とした姿勢を貫いてきた。権力に対する批評性を失わない彼女の社会評論は、時に大きな議論を呼ぶ。だが、その根底にあるのは一貫した民衆の視点と、歴史的文脈に裏打ちされた深い洞察だ。
政治的な発言を巡っては様々な意見が交わされることもある。しかし、安全運転に終始する知識人が増えた現代において、リスクを恐れずに自らの見解を明言する姿勢は、多くの市民や読者から根強い支持を得ている。言論の自由と知的な独立性を守るための試みは、彼女のライフワークそのものだ。