抜け止めコンセントが抜けない?安全な外し方と知られざる危険を解説

抜け止めコンセントが抜けない?安全な外し方と知られざる危険を解説

抜け止めコンセントが抜けない?安全な外し方と知られざる危険を解説の真相について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

抜け止め機能は安全のための技術ですが、万能ではありません。見過ごされがちな抜け止めコンセントのデメリットと、それに起因する抜け止めコンセントの火災リスクを直視する必要があります。

第1の盲点は、「一度ロックすると数年間放置されがちになる」という点です。冷蔵庫やテレビの裏、オフィスデスクの奥底に設置された壁埋込型抜け止めコンセントは、プラグが脱落しない安心感ゆえに、何年も目視点検されません。その結果、差し込み口の隙間に綿ボコリが堆積し、湿気を吸って微弱電流が流れる「トラッキング現象」が発生し、突発的な発火を招く事例が報告されています。

第2の盲点は、強引な抜き差しによって生じる「内部刃受け金具の疲労・変形」です。ロックがかかったまま力任せに引かれたコンセントは、内部の銅合金ブレードが広がり、保持力を失います。刃受けが緩むと、接触面積が極端に減少して「接触抵抗」が増大します。そこに高出力のヒーターや複合機などを繋ぐと、ジュール熱によって異常発熱が起こり、周囲の難燃性プラスチックを炭化させて火災に至ります。

ネット上には「抜け止めコンセントなら、コードに足を引っ掛けても機器が守られるから安全」という言説が散見されますが、これは明らかな誤解です。コードに強い外力が加わった際、通常のコンセントであればプラグが抜けることで衝撃を逃がしますが、抜け止め式は外れません。結果として高価なPCやサーバーが机から叩き落とされたり、コード内部の銅線だけが千切れて半断線状態になり、スパーク火災の原因となる危険性があります。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。