初登場時の三葉は、チームワークを無視して単独行動を取ろうとする優一郎に対し、異常なまでの激しさで規律の遵守を求めました。その背景には、彼女の心に深く刻まれた13歳当時の凄惨な過去があります。
三宮家の英才教育を受けて育った三葉は、若干13歳にして前線部隊に配属されました。しかし、己の実力を過信し、手柄を焦って陣形を崩した結果、吸血鬼の強襲を受けて自身以外の部隊員全員が戦死するという最悪の悲劇を引き起こしてしまいます。
「自分の軽率なスタンドプレーが仲間を皆殺しにした」という罪悪感は、彼女の心に消えない傷を残しました。シノア隊に配属されて以降、彼女が口うるさくチームプレイを説き続けるのは、二度と目の前で仲間を失いたくないという悲痛な誓いの表れです。この挫折を知っているからこそ、三葉はシノア隊の安全を守る防波堤としての役割を強く自覚しています。