沖縄・名護の海岸沿いでカルト的な人気を誇るキャプテンカンガルー。その直系店舗が遠く離れた宮城県石巻市に誕生したニュースは、飲食業界に小さくない驚きを与えた。南国のビーチサイドカルチャーと、三陸の歴史ある港町。一見すると対極にある両者を結びつけたのは、人とのつながりと独自のインスピレーションだった。
東日本大震災以降、独自の復興と進化を遂げてきた石巻の街並み。そのタフで前向きなエネルギーが、ブランドの根底にあるカウンターカルチャー精神と共鳴した。ヴィンテージ感漂うアメリカンダイナー調の店内には、名護本店の遺伝子を継承しつつも、石巻の風土に溶け込む心地よい無骨さが漂っている。