自己計測を行う際、多くの人が「メジャーを顔の曲面に沿わせて這わせてしまう」という致命的なミスを犯している。顔の曲面に沿わせると、鼻の高さや頬の丸みが余計な加算となり、実際の直線距離より2〜3cmも大きく計測されてしまう。正確な測定には、必ず「2つの平面で挟み込む」手法を用いなければならない。
用意するものは、硬い表紙の大型本またはティッシュペーパーの空き箱2個と、長めの定規(30cm以上)のみである。測定手順は以下の通りだ。
【ステップ1:全頭高の測り方】
壁を背にして直立し、後頭部、背中、かかとを壁にぴったりと密着させる。顎を軽く引き、視線は水平に向ける。頭頂部にティッシュ箱を水平に当てて壁と直角にし、頭頂部の高さを壁に鉛筆などで軽くマーキングする。次に、水平を保ったままティッシュ箱を下から持ち上げ、顎の先端に下から直角に当てて同様にマーキングする。その2点間の直線距離を定規で測ることで、ミリ単位の全頭高が判明する。
【ステップ2:頭幅の測り方】
テーブルの上に正面を向いて座り、耳のすぐ上あたりの最も出っ張っている側頭部の骨に、左右から2冊の硬い本を垂直に挟み込む。本が並行になっていることを鏡で確認しながら、その本と本の間隔を定規で計測する。
【ステップ3:頭身バランスの算出】
算出した全頭高をもとに、自身の全身バランスを客観的に判定する。計算式は極めてシンプルである。
身長(cm) ÷ 全頭高(cm) = あなたの頭身数値
例えば身長160cmで全頭高が22.0cmの場合、160 ÷ 22.0 = 約7.27頭身となり、まさに日本人女性の平均的な比率に合致する。ネット上には数値を入力するだけで自動算出する頭身バランス計算ツールなども存在するが、手作業の除算で十分把握が可能だ。ここで7.0頭身を超えていれば、プロポーションとして全く問題のない領域にあると断言できる。