巨大な経済規模を誇る東京都が首位を独走する構造は依然として揺るがない。大手IT企業や主要金融機関の本社機能が集約する首都圏は、物価高の波に乗った企業収益の拡大を背景に、突出した経済圏として君臨し続けている。だが、今回の最新統計で本当の衝撃をもたらしたのは、上位陣の背後で急浮上した意外な県の存在だ。
内閣府が取りまとめる県民経済計算プロジェクトの推計結果を見ると、従来は製造業の低迷に苦しんでいた一部の地方県が、特定産業の集積や大規模プロジェクトの本格化によって急激な回復を果たしている。単に首都圏を追うのではなく、独自の強みを研ぎ澄ませた自治体が経済規模を一気に拡大させる時代がやってきた。