結婚式プロフィールブックが痛い?ゲストの本音と後悔を防ぐ構成術

結婚式プロフィールブックが痛い?ゲストの本音と後悔を防ぐ構成術

結婚式プロフィールブックが痛い?ゲストの本音と後悔を防ぐ構成術についての疑問解決ガイドをお届けします。

結婚式という祝祭空間では、当事者である新郎新婦と招待客との間に認識の温度差が生じやすい構造があります。ウェディングアイテム専門店「ファルベ」のコラムや結婚準備情報サイト「Can marie(キャンマリエ)」等の調査データが指摘するように、ゲストが冊子を手にして最も困惑するのは「主役ふたりの閉じた世界観を一方的に見せつけられた瞬間」です。ふたりにとっては一生に一度の記念品であっても、ゲストにとっては「披露宴の待ち時間に読む配布物」に過ぎないという視点の欠落が、痛々しさの元凶となっています。

特に結婚情報誌やSNSの華やかな作例をそのまま真似た結果、友人同士の内輪ノリや芸能人気取りのポージングが前面に出てしまい、招かれた親族や職場関係者が居心地の悪さを覚えるパターンが目立ちます。結婚式プロフィールブックが自己満足と断じられてしまう背景には、もてなしの心(ホスピタリティ)よりも「自分たちをどう美しく見せるか」という自己顕示が先行してしまっている現実があります。

本来、席札や席次表とともに配られるペーパーアイテムは、遠方から足を運んでくれた参列者へ感謝を伝え、ふたりの人となりを自然に知ってもらうための媒体です。この本来の目的を見失い、アルバムの延長線上で個人的な趣味嗜好を無差別に開帳してしまうことが、プロフィールブックの痛い理由の根幹を成しています。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。