乗船客の間で評価が大きく分かれやすいのが、「自由席の混雑度」と「深夜便の快適性」です。実際の利用者の声や現場での運行状況を検証すると、いくつかの明確な傾向が見えてきます。
まず新船「あおい」に導入されたプレミア席の口コミでは、「わずか数百円から千数百円の追加投資で、混雑知らずの静粛な空間が手に入る」と絶賛する声が大多数を占めます。プレミア席利用権を持つ乗客専用のエリアには、リクライニングシート、コンセント完備のノマドシート、靴を脱いで足を伸ばせるボックス席や個室(ロフト席・バルコニー付き個室)が用意されており、専用の展望大浴場「雲の湯」へのアクセスも可能になります。自由席エリアが家族連れやグループ客で賑わう休日であっても、プレミアエリア内は静寂が保たれており、仕事や読書、睡眠に集中したい層から高く支持されています。
一方、金曜夜や連休前夜に運航されるジャンボフェリー深夜便の評判は、旅の目的によって受け止め方が異なります。「深夜に出発して早朝に坂手港へ到着できるため、滞在初日の朝一番から観光スポットを巡れる」というタイムパフォーマンス面での評価は絶大です。しかし、船内での睡眠環境に関しては、「自由席のカーペットフロアでは他人のいびきや足音が気になり熟睡しにくい」という声も散見されます。深夜便を利用する際は、プレミア席の「のびのび席」や個室を予約しておくことが、翌日の観光パフォーマンスを落とさないための決定的な防衛策となります。