実際に現地に足を運んだ宿泊客は、どのような体験をし、ネットコミュニティにはどのような生の声が蓄積されているのでしょうか。SNSや大手旅行比較サイトに投稿された膨大なナガシマリゾートホテルネットの反応をフィールドワーク取材とともに分析しました。
最も熱狂的な書き込みが目立つのは、子ども連れ世帯によるオリーブへの評価です。読者が注目するナガシマリゾートホテル子連れおすすめ理由の根幹には、細やかなオペレーションが存在します。
「1歳児と4歳児を連れての宿泊だったが、レストランに入った瞬間にスタッフが子ども用の補助椅子とエプロンをセットしてくれた。離乳食の種類も豊富で、電子レンジや調乳ポットが各所にあり荷物を減らせたのが本当に助かった」(30代女性・ファミリー利用)
「遊園地で子どもが昼寝してしまった際、ホテル直結のためすぐに部屋へ戻って休ませることができた。テーマパークの外の民間ホテルに泊まっていたら、荷物と寝た子どもを抱えて駐車場を歩くだけで疲弊していたはず」(30代男性・家族旅行)
一方、花水木に対してはシニア層および三世代旅行を主催したユーザーからの深い敬意が寄せられています。
「母の古希祝いとして花水木本館を利用。到着時の呈茶から、部屋を担当してくれた仲居さんの付かず離れずの所作まで完璧だった。普段は外出を億劫がる高齢の父母が『庭園の散歩だけで心が洗われる』と涙ぐんでいた」(40代女性・三世代利用)
ただし、批判的な意見が皆無というわけではありません。「ホテルナガシマの部屋はビジネスホテルを一回り広くしたような作りで、花水木のような風情を期待すると肩透かしを喰らう」「ハイシーズンのオリーブのバイキング会場は子どもが多く、静かに落ち着いて食事をしたい大人同士には騒々しすぎる」といった指摘も明確に記録されています。この現場実態こそが、前述した「目的と宿の特性の一致」が不可欠である証左です。