電柱の価格は本体いくら?事故の弁償金や敷地内移設費の真相を徹底解説

電柱の価格は本体いくら?事故の弁償金や敷地内移設費の真相を徹底解説

電柱の価格は本体いくら?事故の弁償金や敷地内移設費の真相を徹底解説についての疑問解決ガイドをお届けします。

一般道で見かける電柱のほとんどは「鉄筋コンクリート柱(CP柱)」と呼ばれる頑丈な構造体です。関係各社や部材メーカーの取引データによると、一般的な住宅街に立つ高さ12メートルから15メートル前後のコンクリート柱価格は、本体単体でおよそ3万円から15万円程度に収まります。強固なインフラ部材でありながら、量産体制が整っているため、柱そのものの価格は意外なほど安価に抑えられています。

鋼管を用いた金属製の電柱や、景観対策が施された特殊柱では20万円から40万円程度に達することもありますが、それでも単体で数百万円という天文学的な数字にはなりません。では、なぜ電柱にまつわる金銭の話は高額になりがちなのでしょうか。その最大の要因は、電柱の上部に鎮座する「機器類」にあります。

とりわけ高価格なのが、高圧電線を流れる6,600ボルトの電気を家庭用の100ボルトや200ボルトへ降圧する「柱上変圧器」、いわゆるトランスです。このトランス変圧器価格は容量や相数(単相・三相)によって異なりますが、新品1台あたり約30万円から100万円以上に達します。1本の電柱にトランスが複数台設置されている場合、頭頂部の機材だけで100万円を超える価値が空中にある計算になります。

なお、税法上の電柱耐用年数は構築物として一般的に15年程度に設定されていますが、近年のコンクリート柱は配合技術や成形精度の進化により、物理的には40年から50年以上の過酷な風雨に耐えうる設計が施されています。電力会社各社は目視点検や打音検査、超音波探傷を定期的に実施し、安全性を維持しながら長期運用を行っています。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。