「カジュアルという言葉が入っているから、多少ラフでも大丈夫だろう」という油断は禁物です。都内5つ星ホテルの料飲部門支配人は、現場のリアルな実態について次のように語っています。
「お客様同士が特別な時間を共有する場において、ドレスコードは空間の調和を守るための共通言語です。特に金曜や週末のディナー帯では、サンダルやショートパンツ、ロゴ入りTシャツ姿のお客様には、誠に心苦しいながら上着の貸出や入店のお断りをご案内するケースが年に数十件発生しています」(都内外資系ホテル・シニアマネージャー談)
現場で「NG」と判定されやすい代表的なアイテムは以下の通りです。
- デニム・ジーンズ:高級ブランドのものであっても、ダメージ加工や色落ちが激しいものは一律不可とされるケースが大半。
- スニーカー・スポーツサンダル:ハイテク系スニーカーやつっかけサンダル、ビーチサンダル、クロッグサンダルは厳禁。
- 露出度の高い服装:胸元が深く開いたトップス、極端なミニスカート、男性のタンクトップや短パン。
- 部屋着に見える素材:スウェット生地、ジャージ、シワの目立つ麻(リネン)100%のラフすぎるシャツ。
近年では「ハイブランドの上質レザースニーカーなら許容されるか」という議論もありますが、格式あるフレンチやグランメゾンでは依然として革靴・パンプス着用が確実な安全圏です。迷った際は「よりフォーマル寄り」に倒すのが大人の嗜みです。