大手レシピプラットフォームの動向からも、ツナ炒飯の進化が読み取れる。クックパッドでは長年、レタスやマヨネーズを掛け合わせた「かさ増し・マイルド系」の検索ボリュームが高かった。しかし近年、クラシルなどのショート動画プラットフォームが台頭したことで、ユーザーの関心は「短時間でいかに本格的なプロの焼き色を出せるか」というテクニック志向へとシフトしている。
1分以内の調理クリップで米のほぐれ具合や鍋振りのリズムが視覚化された結果、一般家庭でもプロ仕様の仕上がりを求める層が急増した。手抜きではなく、スマートな本格調理へ。生活者の意識は確実に成熟している。