2024年日本の地震で何が起きたのか?能登激震と南海トラフの真相

2024年日本の地震で何が起きたのか?能登激震と南海トラフの真相

2024年日本の地震で何が起きたのか?能登激震と南海トラフの真相に関する疑問や疑問点をわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

元日の祝賀ムードを一瞬で暗転させた令和6年能登半島地震。石川県災害対策本部および消防庁がまとめた能登半島地震被害状況まとめによると、家屋全半壊・一部破損は8万棟を超え、犠牲者は災害関連死を含めて400名以上に達しました。なぜこれほどまでに被害が拡大したのか、その深層には極めて特異な地殻破壊と地理的要因が絡み合っています。

東京大学地震研究所や産業技術総合研究所の研究班が解明した断層破壊メカニズム詳細まとめによると、震源域は珠洲市沖から輪島市沖、そして志賀町沖へと至る約150kmもの長大な複数の活断層群で構成されていました。地下深部の流体(水性スカルン流体)の上昇が引き金となり、40秒ほどの間に北東から南西へ向けて連鎖的に断層破壊が伝播。この連動型破壊により、輪島市門前町鹿磯では最大約4メートルの地盤隆起、海岸線が海側へ最大200メートルも後退するという、地球科学的にも極めて稀な激変が生じました。

さらに恐ろしい事態をもたらしたのが、令和6年能登半島地震津波の経緯です。震源断層が海岸線に極めて近接していたため、気象庁の大津波警報発令とほぼ同時、あるいは発令前のわずか1分〜数分で珠洲市や能登町沿岸に第1波が到達しました。局所的な海底地すべりも誘発され、遡上高は一部地域で4メートルから5メートル超に達し、津波避難ビルへの垂直避難を行う猶予すら奪われた住民が少なくありませんでした。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。