近年、当時の機密記録やロシア側の未公開史料がデジタル化され、多角的な検証が進んでいる。映像の世界でもその機運は高く、『NHKスペシャル シベリア出兵の真相』をはじめとする骨太な番組が、国家の欺瞞と前線の葛藤を冷徹に描き出して大きな反響を呼んだ。これらのアーカイブは現在もNHKオンデマンドなどで視聴され、歴史ファンのみならず若い世代の関心を集め続けている。
さらに、Netflixをはじめとするグローバル配信プラットフォームで質の高い軍事ドキュメンタリーが世界中で視聴されるなか、第1次世界大戦からロシア内戦に至る東アジアの動乱は、世界史的なミッシングリンクとして国際的な再評価を受けている。かつて国家の威信の影に葬り去られた兵士の肉声が、100年の時を経て映像として蘇っている。