表向きには「創作活動の方向性の違い」と発表された過去の別離。だが、真相はそれほど単純なものではなかった。当時を知る舞台裏のスタッフは、現場での決定権を巡る激しい衝突があったと証言する。妥協を許さないマリアの完璧主義と、枠組みにとらわれない友の革新的なアプローチ。二つの強烈な才能がぶつかり合った結果、制作現場はしばしば機能不全に陥っていたという。
「確執というより、お互いへの要求水準が高すぎたのです」と、あるベテランプロデューサーは語る。不仲説がメディアを騒がせる一方で、互いの才能を最も理解していたのもまた、二人自身に他ならなかった。数年の歳月を経て、それぞれのフィールドで独自の地位を築いた今、再会への機は完全に熟したといえる。