有働アナが長年抱えていた内面的な葛藤として、多くの同世代女性の胸を打ったのが子供を巡るエピソードです。
2016年、キャスターを務めていた『あさイチ』で「女性と出産のリミット」をテーマに特集を組んだ際、彼女は生放送中に思わず言葉を詰まらせ、涙を流す場面がありました。20代から30代にかけては、とにかく男性社会の中で一人前のジャーナリストとして認められたい一心で、寝る間も惜しんで取材と放送に没頭していた有働アナ。「いつかは自分も産むのだろう」と漠然と考えながらも、仕事を優先し続けた結果、気付いた時には身体的なタイムリミットに直面していたという生々しい心情を吐露しました。
産婦人科に通い、激しいショックを受けた過去を偽りなく語ったその姿勢は、キャリアと人生の選択の間で揺れる働く女性たちから圧倒的な共感を集めました。自らの痛みを包み隠さず発信した経験は、彼女が単なるアナウンサーにとどまらず、時代の代弁者として信頼される大きな礎となっています。