明治から大正、昭和初期にかけての激動期を経て、日本国憲法下の現代政治において戦後最年少総理大臣となったのが、2006年(平成18年)に第90代内閣総理大臣へ就任した安倍晋三です。就任時の年齢は52歳0ヶ月でした。
それまで戦後の最年少記録は1993年に就任した細川護煕の55歳9ヶ月でしたが、安倍はその記録を大きく更新し、同時に「戦後生まれとして初の総理大臣」という歴史的な節目を刻みました。このスピード就任を実現させた大きな要因は、前任者である小泉純一郎内閣での抜擢と、国民的人気の後押しです。
小泉政権下で官房副長官や自民党幹事長、官房長官といった要職を歴任し、北朝鮮による拉致問題への毅然とした対応で世論の強い支持を獲得。派閥順送り人事や当選回数を重んじる従来の永田町の慣例を打ち破り、50代前半という異例の若さで頂点へと駆け上がりました。