Q1:お酒を飲んでいないのに「ゲラ」と呼ばれるのはなぜですか?
A1:ゲラは本来、素面の状態でも笑いの沸点が極めて低い人を指す言葉だからです。お酒を飲んだときだけ笑いっぽくなる状態は伝統的に「笑い上戸」と呼ばれ、お酒の有無に関係なく些細なことで吹き出してしまう人を「ゲラ」と呼ぶのが日本語の使い分けとして正確です。
Q2:出版業界の「ゲラ刷り」と笑いの「ゲラ」は何か関係がありますか?
A2:語源的には一切関係がありません。出版業界のゲラは、活版印刷で活字を入れておく金属皿を指す英語の「galley(ギャレー)」に由来する外来語です。一方、よく笑う人を指すゲラは、大声で笑う擬態語「ゲラゲラ」から生まれた関西弁ルーツの日本語であり、全く別の言葉が偶然同じ発音になった同音異義語です。
Q3:どうしても笑ってはいけない場面で吹き出しそうなときの止め方はありますか?
A3:手のひらに爪を立てたり太ももをつねったりして「痛覚」に意識を集中させることや、舌先を上顎に強く押し当てて表情筋を固定することが即効性の高い対処法です。また、相手のネクタイの柄や室内の時計の針など、感情を伴わない無機質な対象を無心で見つめ、心の中で数を数えることも高ぶった緊張と笑いの連鎖を断ち切るのに有効です。