2015年1月21日に11thシングルとして発売された『ヒロイン』は、広瀬すずが出演して社会現象となった「JR SKISKI」のCMソングに起用されたことで爆発的な認知を獲得しました。後に大ヒットアルバム『シャンデリア』やベスト盤『アンコール』にも収録され、バンドを代表するアンセムへと成長を遂げています。
全曲の作詞作曲を手掛ける清水依与吏は、当時のインタビューや音楽誌の手記において「冬の寒さと人の温もりのコントラスト」を徹底的に追求したと語っています。情景描写だけで終わらせず、主人公の内面にある情けなさや未練を隠さず吐露するソングライティングは、back numberならではの真骨頂です。ただ甘いだけのウィンターソングとは一線を画し、人間のリアルな弱さに焦点を当てたことが、10年以上色褪せないロングヒットの原動力となっています。