「気の置けない」が褒め言葉であるなら、上司やお世話になった取引先の重役に対して「部長とは気の置けない関係を築かせていただき……」と伝えるのは適切でしょうか。結論から言えば、目上の人に対して直接使うのは避けるのがビジネスマナーの鉄則です。
この言葉には「遠慮がない」「フランクに接している」というニュアンスが色濃く含まれます。どれほど親しく接してくれている先輩や上司であっても、部下の側から「気兼ねのない相手」と公言することは、礼儀を欠いた馴れ馴れしい物言い(上から目線)と受け取られかねません。
目上の人への敬意を示しつつ親密な関係を表現したい場合は、以下のような表現に言い換えるのがスマートです。
・「いつも温かく気さくに接していただき、感謝しております」
・「公私にわたり親身にご指導を賜り、心より御礼申し上げます」
・「胸襟を開いてご相談できる、大変頼もしい先輩です」