近年、家庭でスパイスカレーや本格的なチキンカレーを作る人が増えていますが、ここでもホールトマトは大活躍します。玉ねぎを飴色になるまで炒めた後、ホールトマトを加えてペースト状になるまで焼き付けるように水分を飛ばすことで、スパイスの刺激をどっしり受け止める「コクと旨味の土台(ベース)」が完成します。
もし手元にホールトマトがなく「カットトマトで代用」する場合は、少しだけ調理の工夫が必要です。カットトマトは加熱しても果肉が溶けにくいため、そのまま煮込んでもサラサラした仕上がりになりがちです。
代用する際は、カットトマトをあらかじめフォークやブレンダーで細かくペースト状にしてから使用するか、通常よりも煮込み時間を長めに取って木べらで果肉を丹念に押し潰すように火を通してください。さらに、旨味の厚みを補うためにトマトペーストを小さじ1杯足すか、粉チーズやウスターソースを隠し味に加えると、ホールトマトを使った場合と遜色ない濃厚なカレーに仕上がります。