大貫亜美の歩みを振り返る上で見落とせないのが、過去の病気と健康問題です。2017年12月、彼女は医師から絶対安静を言い渡され、イベント出演を急遽見合わせる事態に見舞われました。
公式発表によると、診断名は「急性低音障害型感音難聴」および体調不良でした。耳の閉塞感やめまいを伴う疾患であり、音を正確に捉えなければならないボーカリストにとっては致命的になりかねない危機でした。当時、相方の吉村由美が一人でステージに立ち、盟友の帰る場所を守り抜いたエピソードはファンの間で広く知られています。
早期の休養と適切な治療が功を奏し、大貫は見事に回復を果たしました。この経験を契機に、彼女は無理なスケジュール管理を見直し、ピラティスや食生活の見直しなど、身体のシグナルに耳を傾けるヘルスケアを日常化させています。50代を迎えても第一線で歌声を響かせられる背景には、自らの身体と誠実に向き合ってきた軌跡があります。