今回の発表の核心をなすのが、「赤坂御用地のトンボ相」に関する長年の学術的アプローチだ。東京都港区という極めて都市化が進んだ地域に位置しながら、赤坂御用地には豊かな森林と池沼が残されている。悠仁さまは長年にわたり、この広大な緑地をフィールドとして丹念な調査を継続されてきた。
発表データによれば、敷地内で確認されたトンボの種数は数十種にのぼる。絶滅危惧種や都内では絶滅したと考えられていた希少な種の生息・繁殖も確認されており、専門家らを驚愕させた。単に発見した種を列挙するだけでなく、目撃日時や天候、環境条件を詳細に記録し、微小な環境の変化が個体群に与える影響まで言及されている。都市の孤立した緑地が生物の「オアシス」として機能するメカニズムを証明した独自の知見である。