エンタープライズ向けデータ基盤をめぐる主導権争いは、今まさに熱を帯びている。GoogleとSalesforce、そしてMicrosoft Power BIを擁するMicrosoftというテック巨頭3社が、企業のデータ流出入を握るべく熾烈なシェア争いを展開中だ。顧客囲い込みを狙うプラットフォーム各社の思惑が複雑に交錯している。
特に既存のSaaSエコシステムとの連携強度は選定の命運を分ける。CRMの絶対的王者であるSalesforceの顧客データをどう料理するか、あるいはMicrosoft 365のオフィス環境とどうスムーズに同期させるか。主要ベンダーの戦略は、単なるツールの提供にとどまらず、企業の基幹データパイプラインそのものを支配する方向へと向かっている。