一方で、豪華なキャスト陣や大胆な実験的演出を投じながらも、数字の上で苦戦を強いられた作品も少なくない。歴代の記録を振り返ると、物語のトーンが朝の時間帯に求められる明るさやテンポと乖離した際、視聴者の離脱が急激に進む傾向が見て取れる。
朝の視聴者は極めてシビアだ。出勤や通学前の慌ただしい時間に重苦しい展開や複雑すぎる人間関係が続くと、容易にチャンネルを変えてしまう。挑戦的なテーマを掲げつつも、朝の生活導線に寄り添う親しみやすさをどう担保するか。低迷期に直面した作り手たちの苦悩は、作品作りの難しさを如実に物語っている。