小栗旬の大河ドラマ全8作を徹底解剖!名演技の軌跡と鎌倉殿の真相

小栗旬の大河ドラマ全8作を徹底解剖!名演技の軌跡と鎌倉殿の真相

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小栗旬のキャリアを語る上で欠かせないのが、1996年の大河ドラマ『秀吉』で見せた石田佐吉(子役時代)の存在です。名優・竹中直人が演じる秀吉に見出される「三献の茶」の場面において、澄んだ瞳の中に怜悧な知性を光らせた少年・佐吉の姿は、多くの視聴者の脳裏に焼き付きました。

それから13年後の2009年、大河ドラマ『天地人』において、成人した石田三成役のオファーが再び小栗旬へと届きます。大河ドラマの歴史において、同じ歴史上の人物の少年期と成人期を同一の俳優が別の作品で演じ分ける例は極めて異例です。当時の制作陣による公式インタビューによると、「少年時代の佐吉が見せた怜悧さと、大人になった三成が抱える不器用な正義感の双方が小栗旬という役者の肉体を通して完璧に繋がった」と評されています。

さらに、2013年『八重の桜』における吉田松陰役では、短い出演回数ながらも狂気と純粋さが同居する過激な思想家像を熱演。2018年の『西郷どん』では、主演の鈴木亮平からの強い推薦と制作陣の熱烈なラブコールを受け、豪放磊落かつリアリストな坂本龍馬像を創り上げました。脇を固める重要人物として圧倒的な推進力を作品に与え続けた経験が、のちの単独主演へと直結していくことになります。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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