突き詰めれば、現代の日本列島に暮らす私たちの中に「100%の縄文人」や「純血の弥生人」は存在しない。現代日本人は平均して10〜20%程度の縄文人ゲノムを引き継ぎ、残りの大部分を渡来系(弥生および古墳以降)のゲノムで構成している混血のハイブリッド集団である。
太い眉や二重まぶたといった目立つパーツは縄文由来であっても、アルコール代謝酵素の弱さや乾燥耳垢といった内面的な代謝系質は弥生由来であるなど、一人の身体の中に無数の古代の痕跡がモザイク状に散りばめられている。診断テストの結果に一喜一憂し、自らのパーツの由来を紐解く行為は、数千年にわたり異なる文化と血を受け入れ、ブレンドし続けてきた列島の寛容な歴史そのものを身体で追体験することに他ならない。鏡の中の瞳を見つめ直すとき、そこには遥かなる時空を超えて旅を続けてきた祖先たちの確かな息吹が宿っている。 (出典: 縄文 人 弥生 人 診断(Yahoo!ニュース))
詳細を見る詳細を見る詳細を見る