ネット上に溢れる料理レシピを参考にしながらも、「あと一歩、カフェの味に届かない」と感じる場合、プロが実践する細部へのこだわりをチェックすべきだ。第一のコツは、水の沸騰状態でしっかりと茶葉とスパイスを煮出してからミルクを投じること。最初から牛乳で煮出そうとすると、牛乳に含まれるタンパク質が茶葉の表面をコーティングしてしまい、紅茶本来の抽出が著しく阻害されてしまう。
第二の秘密は「プロの隠し味」の活用だ。本場インドのチャイワラは、隠し味として少量の黒コショウ(ホールブラックペッパーを2〜3粒)や、ひとつまみの岩塩を加えることがある。微量の塩分はミルクの自然な甘みを劇的に際立たせ、黒コショウは喉奥に残る心地よいスパイスのキレを生み出す。また、上白糖ではなく黒糖やきび砂糖、あるいはグラニュー糖と練乳を併用することで、深みのあるリッチなコクを一瞬で付与することができる。