一人暮らしの親族と数日間連絡が取れず、自宅を訪れて孤独死を発見した現場では、通常の死亡とは異なる特殊な対応が求められます。警察や特殊清掃業者の現場取材から見えてきたリアルな課題は深刻です。
異臭や郵便物の溜まり具合から異変を感じて入室した際、遺体を発見したらその場で即座に部屋を出て110番通報を行わなければなりません。死後日数が経過している場合、室内の空気を吸い込むことによる感染症リスクや、遺体損壊の二次的被害を防ぐ必要があるためです。
ネット上のコミュニティや知恵袋、当事者手記では、「警察から何時間も当時の生活状況や連絡頻度を事情聴取され、自分が親を放置して見殺しにしたのではないかと強烈な罪悪感に苛まれた」という遺族の生々しい告白が多数寄せられています。警察の厳しい聴取は捜査上の義務的ルーティンであり、遺族を犯人と決めつけているわけではありませんが、心理的ダメージを抱え込みやすいポイントといえます。