大久保佳代子さんの懐事情を語る上で欠かせないのが、所属事務所であるプロダクション人力舎の給与システムです。
大手芸能事務所の中には、事務所とタレントの取り分が「事務所5:タレント5」あるいは「事務所7:タレント3」といった厳しい比率のところも存在します。対して人力舎は、古くから所属タレントへの還元率が高いことで知られており、関係者の証言では「事務所4:タレント6」から「事務所3:タレント7」程度と、タレント側に手厚い配分がなされていると言われています。事務所を挟んだ後の中抜きが少ないため、同じ本数の仕事をしていても、手元に残る可処分所得が他事務所のタレントより格段に多くなるのです。
ここで気になるのが、相方である光浦靖子さんとのオアシズ年収格差です。
かつては『めちゃ×2イケてるッ!』のレギュラーとして光浦さんが先に大ブレイクし、大久保さんは長い間「光浦のバーター」「一般企業に勤めるOL」という立場に甘んじていました。当時の年収格差は何倍にも開いていましたが、40代を迎える頃に立場が完全に逆転します。さらに2021年、光浦さんがカナダへの語学留学を決断し、現地での生活や手芸作家としての活動にシフトしたことで、日本国内におけるメディア露出量とテレビ出演収入には明確な開きが生じました。
しかし、この格差がコンビの不協和音を生むことはありませんでした。かつて光浦さんが大久保さんを支え、後に大久保さんがコンビの看板を背負って第一線を守るという、互いへの深い敬意と信頼関係が築かれています。メディアで格差を自虐ネタにできる関係性そのものが、オアシズという稀有なユニットの人間的魅力となっています。