ニンテンドー3DS向けに発売された名作『トモダチコレクション 新生活』。プレイヤーが自ら作成したアバター「Mii」を島に住まわせ、その人間模様を観察する異色のコミュニケーションゲームとして社会現象を巻き起こした。ハードの歴史が次のフェーズへと移行しても、本作が提供した「自由気ままな箱庭」の面白さは一切色褪せていない。
プレイヤーが求めているのは、超高精細な3Dグラフィックではなく、予測不能なドラマだ。現実の友人だけでなく、憧れの架空の人物を同じアパートに放り込むことで生まれる奇跡的な化学反応。意中のヒロインとまさかの大喧嘩をしたり、宿敵同士が仲良くカフェでお茶を飲んだりする。この独特の距離感と偶発性こそが、今も人々を島へ引き戻す原動力になっている。