日曜劇場といえば重厚な人間賛歌や企業ドラマが定番だが、本作が挑んだのは徹底してドライでスリリングなリーガルサスペンスだった。一話完結の裁判劇をスリリングに描きながら、シーズン全体を貫く巨悪の正体を追う二重構造。この大胆な構成が、視聴者を毎週テレビの前に釘付けにした。
テレビドラマ業界全体を見渡しても、ここまで妥協のない法廷劇は珍しい。証拠の信憑性をめぐる専門的な攻防、検察と警察の縄張り争い、そしてメディアを利用した世論誘導。現代社会の暗部を容赦なく切り取るリアリズムは、日米のクリエイティブが理想的な形で融合した証拠である。