ビジュアルを中心としたSNSであるInstagramやPinterestを開けば、「#三つ穴バインダー」や「#ミニ手帳」といったハッシュタグがついた投稿が数多くタイムラインを飾っている。ユーザーたちが競うように投稿しているのは、単なる手帳の写真ではない。色鮮やかにデコレーションされたページや、きれいに分類されたコレクションの美しさだ。
この「お気に入りのものだけを美しく整える」という行為は、片付けコンサルタントの近藤麻理恵氏が提唱する「ときめくものを選び取り、生活を整える」という美学にも通じるものがある。不要な情報を削ぎ落とし、自分にとって本当に価値のある1冊を作り上げるプロセス自体が、現代人の心地よい自己表現となっているのだ。