平成のカラオケ史を語る上で、アニメソングの存在を無視することはできない。中でも爆発的な歌唱回数を記録し、アニソンを「マニアのもの」から「国民的定番曲」へと押し上げた立役者が『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌だ。
高橋洋子が歌う『残酷な天使のテーゼ』は、アニメの放映終了後もカラオケランキングの常連であり続けた。世代や性別を問わず盛り上がれる圧倒的なイントロと、サビに向けた疾走感。職場の上司と部下が一緒に歌える数少ない共通言語として、飲み会の締めや二次会で絶大な効果を発揮した。アニメ作品の枠を超え、日本のポピュラー音楽におけるインフラと化した稀有な例と言える。