首がポキポキ鳴る原因と末路とは?脳卒中の危険性と安全な解消法

首がポキポキ鳴る原因と末路とは?脳卒中の危険性と安全な解消法

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インターネット上の掲示板やSNSでは、「授業中や仕事中に首をボキボキ鳴らすのが快感だったが、20代後半になって手の痺れが取れなくなった」「首を鳴らしすぎてめまいと吐き気が止まらない」という、いわゆる首の鳴らしすぎ後悔を綴る生々しい体験談が後を絶ちません。

なぜ、身体に悪いと頭のどこかで理解していながら、首の関節音鳴らし癖をやめられない人が多いのでしょうか。その背景には、極めて強力な神経学的・心理的な報酬系メカニズムが潜んでいます。

首の関節を無理に急旋回させてポキッと鳴らした瞬間、関節包の伸展受容器が刺激され、一時的に筋肉の緊張がリセットされたような錯覚が生じます。さらに、脳内ではエンドルフィンなどの鎮静系神経伝達物質が微量に分泌されるため、「コリが取れてすっきりした」という強烈な快感が刷り込まれてしまいます。

しかし、この快感の持続時間はごくわずかです。首を力任せに捻るたびに、頚椎を支える靭帯は過剰に引き延ばされ、次第にゴムのように緩んでいきます。関節の支持性が低下すると、身体は不安定になった首を支えようとして周囲の筋肉をさらに硬直させます。結果として「激しい首こり→首を鳴らす→関節が緩んで筋肉がさらに固まる→また鳴らしたくなる」という最悪の依存スパイラルに陥るのです。

臨床の現場でも、長年の首鳴らし癖によって首の筋肉の慢性的な拘縮と、それによる自律神経の乱れ(不眠、動悸、慢性頭痛、原因不明の倦怠感)を併発して来院するケースが頻発しています。一瞬の爽快感の代償として支払う健康被害のツケは、決して小さくありません。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。