音楽ファンのSNS投稿や掲示板、現地取材で得られた証言を総合すると、代々木第一体育館の音響に対する評価は「改修前と後で大きく改善された」という意見が目立ちます。もともとスポーツ競技用に設計されたドーム状の空間であるため、かつては独特の反響音や低音のダブつきが指摘される場面もありました。しかし、近年実施された大規模な耐震改修・音響設備更新工事を経て、現在のクリアさは国内アリーナの中でも高い水準に位置しています。
「スタンド中央席で聴いた際、ボーカルの抜け感とストリングスの広がりが驚くほど鮮明だった」「アリーナ最前列付近はスピーカーからの音圧が直接届いて迫力が凄まじい」といった賞賛の声が多く聞かれます。一方で、会場が縦に長いため、アリーナの最後列付近や2階スタンドの端ブロックでは、スピーカーの指向性や反射によって高音域の輪郭がわずかにぼやけると感じる来場者も存在します。アーティストの歌声のディテールをじっくり堪能したい場合は、アリーナ中央〜1階スタンド中央付近が最もバランスの良いリスニングポイントとなります。