彼女を語る上で、私生活での激動と世間からのバッシングを避けて通ることはできない。結婚、出産、そして泥沼の離婚騒動。ネット上には真偽不明の憶測が飛び交い、一時は芸能界引退すら囁かれるほどの逆風が吹き荒れた。
だが、彼女は言い訳をしなかった。世間の冷笑や好奇の目を真正面から受け止め、母としての生活を守りながら、表現者として舞台に戻る道を選んだ。過ちも挫折も、すべてを表現の血肉に変える覚悟。それは痛々しくもあり、同時に凄まじい気迫を孕んでいた。
バッシングを恐れて守りに入る芸能人が多いなか、傷だらけになりながらカメラの前に立ち続けた彼女のメンタリティは、従来の元アイドル像を完全に破壊した。傷跡さえも武器にする。その姿勢が、彼女の演技に圧倒的な説得力を与えている。