費用を抑えたい方や道具への愛着を深めたい方向けに、湯もみ型付け自宅やり方の重要ステップを解説します。素人作業で最も起きやすいトラブルを回避するための手順は以下の通りです。
ステップ1:湯温と浸水時間の厳守
用意する湯もみお湯の温度は50℃〜55℃が鉄則です。熱湯(60℃以上)を使うと革の表面が縮み、繊維が破壊されます。グラブ全体をお湯に浸す時間は、軟式用で10秒〜15秒、硬式用でも15秒〜20秒にとどめます。指袋の奥までお湯を浸透させつつ、芯材が水分を吸いすぎないタイミングで素早く引き上げます。
ステップ2:捕球面と土手部の叩き出し
取り出したら水分をタオルで丁寧に拭き取り、木製パンチャーやボールを使ってポケットを作りたい位置(ウェブ下や手のひら中央)を力強く叩きます。親指と小指の関節部分をしっかり揉み込み、開閉のヒンジを形成します。
ステップ3:陰干しとオイル塗布乾燥方法
直射日光やドライヤーの温風は厳禁です。必ず風通しの良い日陰で、手入れ口を下にしてグラブスタンド等に立て、3日〜5日間かけてじっくり自然乾燥させます。半乾きの段階(2日目頃)でスクワランオイルや保革用の薄いリキッドオイルを薄く塗り、完全に乾燥したら固形スクワランオイル等で潤いを与えます。このオイル塗布乾燥方法を怠ると、乾燥後に革がパリパリに硬化してしまいます。